沢に帰ろう

新米オサゴミ採集者です。

ネオ·オオズナガゴミムシ

2021年10月末

ミムスと二人で岐阜に行きました。お互いにオオズとチビゴミでそれぞれ狙いたい種がいました。あっちこっち周りましたが僕の本題のオオズナガについて書きます。

 

新幹線で岐阜に向かい、駅近くのレンタカー屋で車を借りてポイントに向かう。

まず僕の用件はスズカオオズナガゴミムシ。適当にタイプ産地近くの沢に入り地中トラップを埋めるための穴を掘る。ミムスはTrechiamaを掘り出してました。僕は掘りでは何も得られませんでした。地中トラップを8個ぐらい埋めて次の場所へ。

 

次はネオオオズナガゴミムシ。このオオズはミムスの狙いたいチビゴミと産地が近いとのことで二人で掘りまくりました。しばらく掘ってると崖から見慣れない小さなゴミムシが結構転がってくる。


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なるほどぉこれがApatrobusちゃんですか。わりと採りたかった虫なので嬉しい。

 

セグロホソクビやら何かよくわからないヒラタゴミムシやらを掘り出してるとミムスが声をあげた。チビゴミを掘り出したらしい。が、彼の狙いの種では無かったようだ。彼の方を見ていた顔を前に向けると薄赤いプテロが掘っていたところを歩いていた。


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うーん、素晴らしい。

翌日もう1匹捻り出した。

ミムスはというと狙っていたチビゴミを掘り出せた!と喜んでいて崖に向かって最敬礼してた。家に持ち帰ったら別のチビゴミに化けたらしい。元気だして。

 

この1ヶ月後に地中トラップの回収に来たが落ち葉が6、70cmぐらい積もって地中トラップの目印が埋もれたりしててつらかった。結果はネオオオズ1とTrechiama1でした。


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トラップに落ちてる写真は汚すぎて載せられません。臭いが写真越しに伝わります。

スズカオオズなんて知りません。車中泊は寒いからネカフェを使いましたがミムスに部屋に連れ込まれそうになって命の危機を感じました。今後彼とネカフェを使う時は部屋を離してもらおうと思います。

 

中部地方のオオズナガは記載論文見て顎の長さにときめいたので採れて興奮しました。一緒に来てくれたミムス、ありがとう。

 


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ネオオオズナガゴミムシ

Pterostichus  yorikoae Sugimura, 2007

 


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ツルガナガゴミムシ

Pterostichus tsurugaensis Ishida, 1958

 


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旅の途中で採らせてもらったSuzuka



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地中トラップに落ちてたTrechiama

 

 

 

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